コラム
詐欺に遭いやすい人の特徴
弊社には「自ら思考・選択・行動できる人材を育てる」という想いがあります。
そんな人材を育てるために、コーチングやグループセッション、企業研修などを通じて様々なことをお伝えしています。
その全てが大切なのですが、中でも特に重要なことを1つ挙げるとしたら
「人との繋がり」
です。
あえて、人生に良し悪しをつけるとしたら、それは「出会った人の質」によって決まってくるからです。
「誰と繋がるか?」については、こちらも合わせてお読みください。
【ウェルスダイナミクスって何?】人生を豊かにする人脈の作り方〜あなたは人脈づくりでこんな間違いをしていませんか?〜
もちろん、どんな人に出会うか?が重要になるわけですが、実はもっと大切なことがあります。
それは
「相手を信頼する」
ことです。
信頼する、とは自分の心構えそのものです。
ちなみにあなたは、詐欺に遭いやすい人の特徴って分かりますか?
詐欺とまではいかなくても、誰かの都合の良いようにコントロールされる人ですね。
詐欺ってたまたま引っかかるものではありません。
詐欺に逢う人は、明確に“詐欺に逢う特徴”を持っています。
それが「依存している」という特徴です。
本人は「私はこの人を信頼しています!」と言いながら、客観的に見ると「私はこの人に依存しています!」という状態になっている人がかなり沢山います。
信頼とは、ただ自分の心で信じている状態です。
これは仮に、信じている人が自分の思ったように動いてくれなかったとしても、関係の無いことなんです。つまり、結果がどうであれ「その責任は全て自分にある」という信念のもとに成り立つんですね。
しかし、詐欺に逢う人は騙されたあとに「私は信頼していたのに!」と言います。
そして自分は被害者であり、騙した相手が悪いという立場を取ります。
確かに騙す方が悪いのですが、残念ながらこれは信頼ではなく
「依存しているから」
なんですよね…
要するに詐欺に遭いやすい人は、誰かに何とかしてもらいたいという
「依存の心を持って誰かと接している人」
ということです。
ただ、言うは易しで。
信頼するという心構えは「まず自分のことを信じている」という状態からしか生まれません。
「たとえ、誰が何と言おうが、どんな状態になろうが、自分なら大丈夫。」
といったように、まず自分自身を認めていないと、他人を認めることなんて出来ない訳です。
自分に対する疑いは、そのまま誰かの疑いに変わります。
冒頭で「人生を豊かにしてくれるのは人との繋がりである」と言いましたが、素晴らしい人に出会えたとしても、自分のことを認めていなければそれは富にならないってことですね。
被害者意識が高い人は自分のことを認めていないので、相手の言葉を受け取ることができません。
どれだけ相手が素晴らしいアドバイスをくれたとしても、心の底では自分を正当化したいので、聞く耳をもつことが出来ないんです。
詐欺師はそういった弱みを巧みに突いてきます。
耳心地が良い言葉を並べて、自分を認めていない部分を見なくても良いように、見たく無い部分を丁寧に隠してくれます。
しかし、あなたを本当の成長へと導いてくれる人は「現実」を伝えてくれる人です。
それは決して耳心地が良いものではなく、指摘されると痛いところであり、目を背けたくなったり、つい怒りが爆発してしまうような事かもしれません。
でもそれこそが自分にとって本当に必要な事だったりします。
弊社が考える「人との繋がり」とは、このように「お互いが自立していて、信頼し合っている」が体現されている状態のことです。
・自分自身に対する信頼
・家族に対する信頼
・上司、同僚に対する信頼
・ビジネスパートナーに対する信頼
・チームに対する信頼
これはなかなか一筋縄ではいかない問題ですが、だからこそ向き合い甲斐のある部分だと思います。
あなたも是非この機会に「信頼」について考えてみてください。
それでは最後までお読み頂き、ありがとうございました。