不安との正しい付き合い方

コラム
“不安”との正しい付き合い方

あなたは今、不安に思っていることはありますか?

不安ってなかなか無くなりませんよね?それもそのはず、不安は人の本能だからです。

古来より自分の身を守るために、生物に備わっている防衛機能と言えます。
一切の不安が無くなったら、人は生きて行けません。

戦場を裸で歩くかのように、命の危険に晒されても気づくことができなくなるでしょう。

ちなみに、不安にはもう一つ意味があるんですが、それが何だか分かりますか?

それは・・・

「成長の兆し」

という意味です。

不安が命の危機に対する防衛本能なのであれば、仮にそれを乗り超えたら、命の安全がより強固になると思いませんか?

要するに、不安を感じているということは「次のステージに行くための準備段階に入った」とも捉えることが出来るんです。
まったく1mmも不安が無いような、慣れた環境に成長はありませんから。

つまり「不安が生まれた時こそ、チャレンジしてみる」という気持ちが、自分の成長を促す上で非常に大切になるわけです。

ただし・・・不安との付き合い方には十分注意してください。

なぜなら不安との戦い方を間違えると、そのまま命が危機に晒されることになりかねないからです。

例えば

「私はこの会社にいても良いのだろうか・・・」

という不安があなたに芽生えたとしましょう。

・本当に好きな仕事なのか?
・会社が潰れたりしないだろうか?
・給料はよくなるのだろうか?
・他にもっといい仕事があるのでは?

こんなことを思い始めたとしたら、あなたならどうしますか?

・・・

おそらく

①思い切って会社を辞める
②辞めても先が無いから会社に残る

のどちらかを選択するのではないでしょうか。

この際、直感で思い切った行動を取りやすいタイプなら仕事を辞めるかもしれません。
逆にリスクを取りたくないタイプは、分かっていても不安で動けない・・・となるかもしれません。

前者は次の行動が明確に決まっていれば良いですが、それが無いと最悪な事態に陥ります。

収入が無いので焦る

判断能力や視野が狭まる

結局、適当に新しい会社に入ってまた苦労するか
何か新しいビジネスを始めようとして失敗する・・・

これはよくある顛末です。

後者はある意味でもっときつい選択を強いられるかもしれません。

やりたくも無いことを一生懸命やる

同じ日々の繰り返しで成長しない

成長しないので実績が出せず、収入も増えない

余計やりたくなくなる

ひたすらこの繰り返し・・・

極端な例ですが、これもよくあるケースです。

ではどうすれば良いのでしょうか?

そもそも不安に陥っているときは「健全な思考ができない」という状態に陥ります。

すると、あたかも目の前には

①思い切って会社を辞める
②辞めても先が無いから会社に残る

これしか選択肢が無い・・・と思い込んでしまいます。

しかし、この場合よくよく考えれば「副業を始めてみる」という、第3の選択肢もあるはずです。

つまり不安な時こそ冷静になり、客観的に自分を見つめなおす必要があるわけですね。
そのためには「あえて決断をせずに時間を置く・・・」というのが非常に効果的です。

もし1人でどうしようもない場合には、誰かにヘルプを求めるのも良いです。
こういった時のために、日頃から頼れる仲間を作っておく必要もありますね。

「人との繋がり」については、こちらもあわせてお読みください。

【ウェルスダイナミクスって何?】人生を豊かにする人脈の作り方〜あなたは人脈づくりでこんな間違いをしていませんか?〜

“不安”は人間としての防衛機能ですが、うまく使うと次のステージに進むための兆しにもなります。
是非正しく付き合って、不安を自分の味方にしてください。

というわけで、今回は「不安との正しい付き合い方」についてお伝えしました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。