人間関係をリセットしがちなあなたへ

コラム
“人間関係”を“リセット”したくなる心理とは? 〜相談する相手の選び方〜

あなたには「困った時に相談できる人」はいますか?

もっと言うと

・アドバイスをしたがる
・あなたの話そっちのけで、自分の話を始める
・あなたの言うことをすぐに否定する

ことなく・・・あなたが「本音」で相談できる相手です。

子供の頃は、何か嫌な事があった時に「びっくりした」「怖かった」「悲しかった」と、泣きながら素直に伝えられたかもしれません。
それに対して、大抵の場合は親が「そうかそうか、怖かったんだね。でも大丈夫だよ」と言ってくれたりします。

しかし大人になると、何か嫌な事があっても「いや、びっくりしてねーし」「怖くねーし」「悲しくなんかないし」と、まず自分自身が自分の感情を認めない事がよくあります。

もし仮にそれを認めて、勇気をもって「私、怖かったんです・・・」と誰かに伝えたとしても

「良い大人が何言ってんだ!ちゃんとしろ!!」とか否定されたり・・・
ただ話を聞いてほしいだけなのに、余計なアドバイスをされたり・・・
相手が共感してくれたと思いきや「実は私もさ・・・」と、自分の話をし始めてしまったり・・・

なんてことが起こったりします。

こんなことが当たり前のように続いたせいで「もうめんどくせー!」って感じで、今の人間関係を全部リセットしてしまう・・・そんな方も多いようです。

ちなみにこれはリセットすることが悪いのではなく、「本当は繋がっていたい人まで縁を切ってしまうこと」があまりよろしくないんですね。なぜなら、本当はあなたを助けたい!応援したい!と思っている人までいなくなってしまうからです。

とはいえ、良き相談相手を見つけるのは簡単ではありませんよね。

私も昔、あることで悩んだ時に色んな方に相談をしたことがありました。
すると、いつの間にか相手が自分の相談を始めてしまい、自分の話ができずモヤモヤして終わる・・・という経験があります。

あなたにもそんな経験はありませんか?

すると「まあ相談しても何も解決しないし、我慢しとこ」という感じで、いつの間にか自分の感情にフタをして、自分に嘘をつくようになっていきます。
(幼少期の親の対応によっては、子供の頃からそれが癖になっているケースも多々あると思います)

ではなぜ、そんなことになってしまうのでしょうか?

それはシンプルに

「相談する人を間違えてるから」

です。

相談できる相手がいること自体は素晴らしいことです。

人は多くの場合、悩みを話すだけでもスッキリしますので、相手が話を聞いてくれる人であれば、ひとまず解消することもできるかもしれません。

しかし全員があなたの相談を理解し、受け止めてくれるか?というとそんな事はありませんよね。

なぜなら、みんなもあなたと同じ状況で、誰かに話を聞いて欲しいからです。
多くの人は自分の話を聞いて欲しくてウズウズしています。

だからこそ、あなたの話をしっかり理解できるだけの知識がある人。
受け止められるだけの度量がある人に相談する必要があるんですね。

とはいえ、本質的にはまず「自分で自分を認めること」が先です。

「いや、びっくりしてねーし」「怖くねーし」「悲しくなんかないし」と、自分に嘘をつくことをやめるのが先なんです。自分に素直にならなければ、相談もへったくれもありません。

逆にいえば、自分で自分のことに気づけるだけでも、かなり気持ちは楽になります。

その上で・・・

あなたと同じような経験をして乗り越えたことのあるメンター。
あなたと同じ課題をこれから乗り越えようとしていて、ポジティブにあなたを受け止めてくれる仲間。
心理的な課題であれば、心理カウンセラーでも良いでしょうし、ビジネスに関する課題ならコンサルタントでも良いかもしれません。

そういった人たちに相談して、受け止めてもらうことで「さらに癒される」という状態をつくることができます。

①自分で自分を認める
②適切な人に相談し受け止めてもらう

という順番が大切ですね。

是非、適切な相談相手を見つけて、自分の人生をより楽に歩んでくださいね。
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。