コラム
「人とつながるのが苦手な人へ:避けるべき相手たちと自己確認の重要性」
人間関係を構築する中で避けるべき「コバンザメ」と「懐疑論者」
早速ですが、あなたは「コバンザメ」って知ってますか?大きな魚や船にくっついて、餌のおこぼれを食べているコバンザメです。
では「人間世界にもコバンザメがいる」ってご存知でしたか?
人間世界のコバンザメとは「自分は対して価値を提供しようとしないのに、誰かにくっついて回って、おこぼれ(良い話)だけを取っていこうとする人」のことを指す比喩表現です。
もしかしたら、あなたの周りにもコバンザメがいるかもしれませんね。
それ以外には「懐疑論者(かいぎろんしゃ)」と呼ばれる人もいます。
これは自分がやったこともないのに、ハナから疑いの眼差しで物事を否定してくる人のことです。
懐疑論者の場合はあたかもあなたに有意義なアドバイスをくれる、アドバイザーのような振りをして近づいてくることもよくあります・・・が、よくよく聞いてみると懐疑論者のアドバイスには根拠がありません。
自己確認を怠らず、適切な距離を取ることの重要性
このように、良い人間関係を構築する中では「出来るだけ距離を置いておくべき人たち」が存在します。
あなたもこのような人たちと仲良くなりたいとは思いませんよね?
ではどうしたらそういった人達から距離をおくことが出来るのでしょうか?
それを考える前に、ここであなたに質問です。
正直に答えてくださいね。
「あなた自身は、懐疑論者やコバンザメになっていませんか?」
・・・さてどうでしょう?
少し考えてみてください。
・・・
・・・
いかがですか?
恐らく多くの方が「NO!自分は大丈夫だよ!」って思うかもしれませんね。
しかし、本当にそうでしょうか?
本人には悪気がない – 自己確認を怠らない姿勢を!
実はコバンザメや懐疑論者にはある共通点があります。
それは「本人には悪気がない」ということです。
本人は無意識でそういった行動を取っていることが多いんですね。
そう考えると、私たち自身も「いつの間にか・無意識に」周りから距離を置かれる人間になっていてもおかしくないんです。
この世は私たちを映し出す鏡のようなものです。
もし、身の回りにコバンザメや懐疑論者がいたとしたら「あれ?ということは自分もそうなってるかも??」と考えて見ても良いかもしれません。
それを踏まえて、もう一度みてみましょう。
①コバンザメ
これは自分は何にも提供しないのに、オイシイ話だけ持って行こうとする人でした。
では例えば、あなたには「自分が困っている時だけヘルプを求めてる都合の良い人」はいませんか?
困っている時や助けて欲しい時、そんな時にだけ愛想よくアプローチして、解決したらもうOK・・・そんな都合の良いことをしていないでしょうか?
コバンザメとは少し意味は異なりますが
「自分のアピールばかりで相手の話をきかない」
とか。
「良かれと思って、相手の要らないものをオススメしようとする」
とか。
「自分は客だからと、店員さんに横柄な態度をとる人」
とか。
こういった人も同種だと思います。
②懐疑論者
これはやったこともないのに、ハナから疑いの眼差しで物事を否定してくる人です。
では例えば、家族や友人などあなたの大切な人が、何やら怪しげな訪問販売のセールスマンに引っかかりそうになっていたとします。
あなたはその人に、何と言いますか??
「え、大丈夫・・・?そんなの絶対騙されてるから、やめておいたほうがいいよ!」
って言いませんか?
しかし、その怪しげなセールスが実は「あなたの大切な人の人生を大きく好転させるもの」だったらどうですか?
あなたは聞いたことがない、得体の知れないものにただ不安を覚えて、知識不足なことを棚に上げ、自分勝手な心配を押し付けながら、大切な人の可能性を潰そうとしているのかもしれないのです・・・
というのは少し言い過ぎですが(笑)
これと似たようなことを、無意識でやっていないか?という確認をしてみて欲しいのです。
昔から「類は友を呼ぶ」という言葉がある通り、自分に集まってくる人は、自分が発しているエネルギーに呼応して集まってきます。ですので「自分がどんな状態でいるか?」という、つまり「在り方」を整えていくことが、良い人間関係を作るポイントにもなっていきます。
良い人間関係を築くために – 自己確認と適切な距離の取り方
とはいえ、そもそもあなたが人とつながるのが苦手になった原因も、あなたの周りの人がコバンザメだったり、懐疑論者だったから・・・かもしれません。
だとしたら、あなたが良い人であればあるほど、その人達から受ける影響は大きいでしょう。
もしそのような相手たちとの関係を持っていると気づいたら?
その時は遠ざかることも大切です。
人間関係は私たちの成長と幸福に大きな影響を与えます。
自己確認をすることで、自分自身も「いつの間にか・無意識に」コバンザメや懐疑論者になっている可能性があることを理解しましたね。しかし、それに気づいたとしても悲観する必要はありません。むしろ、自分自身を成長させるチャンスと捉えることができます。
ですから、もし周囲にこういった人たちがいると感じたら、無理をして関係を続ける必要はありません。
大切なのは、自分自身が本来の姿であり、良い人間関係を築ける環境に身を置くことです。悪意はなくとも、コバンザメや懐疑論者との交流は、あなたの成長や可能性を阻害する可能性があるのです。
ですから、自己確認を怠らず、「あなた自身は、コバンザメや懐疑論者になっていないか?」と常に振り返ってみてください。
また、過去の経験から人とつながるのを避けてしまうことがあるかもしれませんが、過去の経験に縛られずに新しい人間関係を築いていくことも大切ですね。
人とのつながりを築く上で大切なことは、自己確認と適切な距離の取り方です。
自分がどんな状態でいるかに注意し、自分自身の成長と幸福のために、コバンザメや懐疑論者との関係を遠ざける勇気を持ちましょう。
・自分もコバンザメや懐疑論者のように、誰かを根拠なく疑っていないか?
・無意識のうちに誰かの足を引っ張ってはいないか?
・自分の周りにいるそういった人達と無理に関係を続けようとしていないか?
そんな質問を自分に投げかける機会をつくってみてください。
そういった意識をもつこと自体が、最終的に豊かな人間関係を構築することにつながっていきます。
それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。