コラム
自分1人で考えようとする内向的なあなたへ
あなたは何か困ったことがあった時
・すぐ他人を頼る
・まず自分で考える
どちらのタイプですか?
今回は「まず自分で考える」と答えたあなたにお伝えしたい内容です。
念の為
・すぐ他人を頼る
・まず自分で考える
どちらが良い・悪いはありません。
それぞれに一長一短があり、ケースによって使い分ける必要があるからです。
ただ比較的、自分で考える人は課題解決が長引く(沼にハマる)傾向にあるので、今回の話を参考にしてほしいのです。
では自分で考える人のメリットとデメリットを考えてみます。
まず自分で考える人は「内向的」な傾向にある人と言えます。
自分の「内」側に意識が「向」くタイプです。
それに対してすぐ他人を頼る人は「外向的」な傾向がある人。
「外」側に意識が「向」くタイプです。
※例外はありますがここでは分かりやすく分類します。
それを踏まえて「内向的」なタイプは
<メリット>
・慎重に答えを導ける
・納得のいく答えを出しやすい
・よく考えるので経験が身につきやすい
<デメリット>
・答えを出すのに時間がかかる
・そもそも内側に答えがないことがある
・答えが出せずに行動が先延ばしになる
といった感じでしょうか。
「内向的」なタイプは、しっかりと時間をかけて自分の内面や自分で調べるという作業で答えを探そうとします。
そのため答えが出るときは、自分の納得度が高く、精度の高い(自分にとって)答えに辿り着くことができます。
その反面、自分だけで考えるのでとても時間がかかります。
何なら、答えが見つからないことも多々あります。
しかし「内向的」なタイプは時に、答えが見つからないこと自体にそこまで焦りを感じないこともあります。
“答え探しそのものを楽しんでいる場合”です。
そうやって楽しめているうちは良いのですが、余裕がなくなると・・・
意識が内側に向いてる分
「このまま答えが見つからなかったらどうしよう?」
という不安に駆られ、ネガティブな思考で頭が一杯になります。
それでも、答え探しや思考そのものを楽しめるタイプならそのうち答えを見つけますが僕の経験上、残念ながらそこまで深い思考ができる人はそう多くありません。
ほとんどの人は、途中で浮かんでくるネガティブ思考に引っ張られておかしなことになっていきます。
するとただでさえ内側に意識が向いてるのに、さらに内側へ閉じ籠ろうとします。
周りに耳を貸さず、挙句の果てにはよく分からない自己正当化が始まります。
こうなると「内向的」なタイプは厄介です。
勝手な理論武装で自分を守り、誰も寄せ付けなくなるからです(笑)
何となくごもっともなようで、でもイマイチよく分からない理論で論破してこようとする人・・・あなたの周りにいませんか?
では、もしあなたが「内向的」なタイプだとして、このような状態になりそうだと感じたら・・・どうしますか?
答えはとっても簡単ですよね?
そう
「答えを外に求める」
です。
解決法は簡単なんです。
誰かに聞く
誰かに助けを求める
ただそれだけです。
しかし!「内向的」なタイプにとって、これがものすごくハードルが高い。
ちなみに僕は「内向的」なタイプです。我ながら面倒くさいです。そもそも人と関わることがあまり好きではありません。
出来るなら自分1人で何とかしたいわけです。
もっと言えば、人に頼って自分が傷つきたくないんです。
だから人に頼れない・・・というか、頼り方を知らないんですね。
もちろん、全ての「内向的」なタイプがそうではありません。
「内向的」なタイプは効率も重視したいので「人に聞くのが早い」と思ってパッと動ける人もいます。
これは育ってきた環境によると思いますが、両親との関係性において
「自分の身を守るために1人でいることを選んだ」
というケースの場合は余計にその傾向が現れる気がします。
まあここは専門外なので話を戻します。
とにかく「内向的」なタイプは
「物事が一向に進まない!同じところをぐるぐるしている気がする!」
と感じたら「外」に意識を向けることが必要です。
しかし当然のことながら、誰でもかれでも聞けば良いわけではありません。
そこには
「安心・安全の場」
が必要です。
「ここは何を言っても大丈夫!」という場です。
そういった場で、自分の気持ちを少しずつ出す練習をしてみてください。
「私はこう思うんだけど・・・あなたはどう?」という体験です。
「内向的」なタイプって、自分の考えにある種の自信を持つ人も多いです。
でもその考えって所詮、自分の中だけの答えなんですね。
偉そうに言ってるけど全然大したことない場合も多いんですよ。
だからこそ
「周りはどうなの?」
という新しい意見が必要です。
そうやって他人の意見を聞く事で、自分の基準を修正していくんです。
「内向的」なタイプは内面に関してはプロフェッショナルなので、基準を修正することも得意。
「外」の意見を取り込むことができれば、非常に精度の高い答えを導き出せるはずです。
そのためには「素直さ」が必要ですが・・・「内向的」なタイプはついつい狭い世界で生きてしまいがち。
だから意図的に「外」に目を向けて、内側を広げる必要があるんですね。
もしあなたが今回の話でピンときたら、あなたの安心・安全の場であなたなりの「外向」にチャレンジしてくださいね。
それでは今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
P.S.
今回の話で触れましたが、実はいま
「安心・安全の場」
「素直になる練習の場」
を作ろうと企画を練っています。
「過去・現在から自分自身をきちんと理解して未来の自分を作り出すコミュニティ」
って感じですかね。
僕が住んでいる長野の安曇野で、合宿なども考え中!
おそらく、今月中旬以降から企画内容をお伝えできると思うのでこちらも楽しみにしていてください。
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