
コラム
【ウェルスダイナミクス】プロファイルテストを受けたけど、自分の才能にピンと来ない人へ〜テスト結果を間違えやすい理由5選〜
このコラムはあなたが
✔︎「ウェルスダイナミクス」のプロファイルテストを受けたけど結果にピンと来ない
✔︎テスト結果の「弱み」は合っているが「強み」に自信がない
✔︎プロファイルの代表人物とされる人に共感できない
✔︎結果が気になって何度もプロファイルテストを受けている
✔︎もう「終わりのない自分探し」をやめたい・・・
という場合に読んで頂きたい内容です。
「なぜテスト結果にピンと来ないのか?」
いくつかの視点からお伝えしますので、この記事を参考にご自身の才能に磨きをかけてください。
目次
真逆のタイプ
ちなみに私、岩下は「ウェルスダイナミクス」において日本に3人しかいない公認トレーナーを務めています。
しかし、そんな私も実は「プロファイルテスト結果が真逆だった!」という経験をしています。
現在、私のプロファイルは『アキュムレーター』なのですが、2014年にテストを受けた時は『スター』でした。
スター:人前に出ることで勢いに乗れる、細かい作業は苦手
アキュムレーター:細かい作業が得意、人前に出ることは苦手
と、見てわかるようにこれは特性としては真逆なんですね。
しかも私の場合は『スター』という結果に心から納得し、5年くらいは『スター』として自分のビジネスを頑張っていました。しかし、あることがきっかけで私のプロファイルは『アキュムレーター』に変わったんです。
ここであなたには勘違いをして欲しくないので、大事なことを先に伝えます。
それは
・プロファイルは変わらない
・プロファイルは選べる
という2つの事実です。
プロファイルは変わらない
まずプロファイルとは生まれ持った特性で、変わることはありません。
プロファイルとは人の性格で言うと「気質」という部分にあたります。
心理学者・精神医学者の宮城音弥博士(1908-2005)によると、気質は遺伝の影響を基盤に形成され、環境や経験にほとんど影響を受けないとされています。
人の性格はその後の生活環境によって変化する部分もありますが、プロファイル(気質)は生まれ持った特性なんです。
プロファイルは選べる
プロファイルは変わらない・・・となると、つい「正しいプロファイルは1つだけ!」と思うかもしれませんが、そうではありません。
プロファイルはあなたの可能性を広げるものであり「言い訳」「レッテル」と言ったように、あなたを何か1つの事実や特定のエリアに留め、可能性を狭めるものではありません。
またウェルスダイナミクスは「起業家育成ツール」として開発されており、ビジネス(またそのプロセスにあるチームビルディング)においてその効力を最大限に発揮します。
そういった意味でプロファイルは「ビジネス戦略」でもあるので、業界やビジネスモデルによっては、自分本来のプロファイルを使うよりもっと適切なものがある・・・というケースもあります。
なので「プロファイルは選べる」なんです。
ただ、生まれ持った特性に従っているとすごくラクなのは間違いないので、自己理解を深めていく作業は大事ですね。
これらのポイントを踏まえた上で、私の場合は「スターという結果が出たけど、色んな経験をする中で『気質』と呼べる、本来の自分に戻っていった・・・」ということです。
ここで私が何を言いたいかと言うと?
「プロファイル結果に執着する必要はありません」
です。
結果に執着して前に進めない・・・では本末転倒なんですよね。
とはいえ、わざわざ遠回りをする必要もないので、ここからは「プロファイルを間違えやすい理由5選」をお伝えしておきましょう。
これが分かるとあなたが今のプロファイルテスト結果に納得できない理由が理解できると思います。
ちなみにプロファイルを間違えやすい理由は
1.テストの答え方
2.仕事の環境
3.〇〇であるべきという思い込み
4.強い憧れ(劣等感)
5.意識レベルの問題
です。
プロファイルを間違えやすい理由5選
1.テストの答え方
まず1つ目が「テストの答え方」です。
よく性格診断には「生年月日」が使われますが、プロファイルには関係ありません。
プロファイルはいくつかの質問に対して「当てはまる・当てはまらない」という選択形式になっています。
ということは・・・これは当たり前なのですが「質問の解釈の仕方」「言葉の捉え違い」で結果が変わってしまうということです。
これらを解消するためには「質問の意図」「言葉の意味」を正しく捉え、且つ「頭で考えずに直感で答える」ことが必要です。
すごく当たり前なのですが、意外と忘れがちなのでお伝えしておきます。
2.仕事の環境
2つ目は「仕事の環境」です。
プロファイルはビジネス戦略に繋がる・・・とお伝えしました。
つまり精度の高い結果を得るためには「仕事などを通じた、ある程度の社会経験」も必要になります。
ですのでここでは「仕事における影響」を考慮します。
例えば本来のプロファイル『トレーダー』の斉藤さん(仮名・女性)の場合。
『トレーダー』は《テンポ》という周波数で
<強み>
・自分よりチームが大切
・タイミング(市場の流れ)を読むのがうまい
・与えられた仕事を責任をもってこなす
<弱み>
・自分を疎かにしてしまいがち
・周りに流されてしまう
・指示を待ってしまい自発的に動けない
という特性があります。
周波数についてはこちらでも解説しています。
【ウェルスダイナミクスって何?】あなたはどのタイプですか?4つの才能タイプからみるあなたの特性とは??
上記の特性から、市場リサーチや接客業などで強みを発揮しやすいと言えます。
しかし『トレーダー』の斉藤さんが働いているのは「デザイン」の会社です。
クライアントは斬新でクリエイティブなデザインを求めています。
クリエイティブな作業は本来『クリエイター・メカニック・スター』といった《ダイナモ》という周波数が得意とする領域です。
『トレーダー』の斉藤さんは苦労しました。
同僚(クリエイターだったりする)が、次々にかっこいいデザインを描く中で「何であの人はあんなデザインが描けるんだろう・・・私には向いていないのかな」なんて考えながらも、デザインが大好きな斉藤さんは必死に仕事に食らいついていきます。
すると何が起きるか?
どんなタイプであっても学習して成長します。最初は苦手でも「やり方」を覚えていくうちに以前より上達するわけです。
これが5年、10年・・・と続けばいくらトレーダーであっても、ある程度クリエイター的な働きができるようになっていきます。
斉藤さんも次第にデザインのコツを覚え、クライアントから満足してもらえるようになりました。でも、斉藤さんは心のどこかで「デザインは楽しい・・・けど、大変ないばらの道だ」と感じています。
そんな時に斉藤さんはプロファイルテストを受けてみました。
結果は・・・『クリエイター』でした。
このように、あなたが置かれている「仕事の環境」によって、いつの間にか「生まれ持ったもの」と「出来るようになったこと」の区別がつかなくなりプロファイルを間違える・・・という結果に繋がります。
3.〇〇であるべきという思い込み
これは2つめの「仕事の環境」にも関係します。
あなたが無意識に感じている「これは〇〇すべき」という思い込みが、プロファイルの結果に影響を及ぼすという話です。
仕事でリーダー役を任せられた『アキュムレーター』の松岡さん(仮名・男性)の場合。
松岡さんはこの大役を全うし、成果を出そう!と張り切っています。
コツコツ継続タイプで、真面目な松岡さんは「リーダーとはどんな存在か?」を考え、本を読んだり、YouTubeを見たり、セミナーにいったり、松岡さんの思うカッコいい理想のリーダーを目指します。
そんな中で
「リーダーはみんなを導く存在であるべきだ!」
「リーダーは場を盛り上げ、メンバーのやる気を出させなければいけない!」
「リーダーはいつでも強く、輝ける存在なんだ!」
という考えを持つようになりました。
そんな松岡さんがプロファイルテストを受けてみたところ、結果は『スター』でした。
・・・もうお分かりかと思いますが、これが「思い込み」です。
ちなみに『スター』の特性は
<強み>
・人前で輝き、他人も輝かせることができる
・いつも明るく元気
・人を活気づけることが出来る
<弱み>
・1人で抱え込み、手放すことができない
・細かい作業は苦手
・うまくエネルギーをコントロールできないと燃え尽きやすい
です。
まさに多くの人が抱いているリーダー像にピッタリ当てはまります。
実際にスターの多くはリーダーとして活躍できるでしょう。
しかし、リーダーにも
・ワクワクする未来のビジョンを見せてくれるリーダー
・他人のモチベーション上げるリーダー
・相手を気遣い、下から支えるリーダー
・管理、コントロールが得意なリーダー
と様々なタイプがいます。
上記を理解して思い込みを持たなければ、松岡さんのテスト結果はもう少し変わっていたかもしれません。
4.強い憧れ(劣等感)
これは3つ目の「〇〇すべき」に関連します。
自分が持っていないものに劣等感を感じて、それを持っている人に強い憧れを抱いているケースですね。
先に挙げた斉藤さん、松岡さんの事例も「自分より上手く出来る人」に憧れを抱き、自分もそうなりたい!という思いがあれば、テスト結果に影響を与えることもあります。
もちろん逆のケースも然りです。
ホテルマンとして働く『ロード』の丸山さん(仮名・男性)の場合。
『ロード』の特性は
<強み>
・細かいことまで管理できる
・無駄を省くことができる
・白黒はっきり区別できる
<弱み>
・コミュニケーションが苦手
・無駄を省きすぎる
・情熱が伝わりづらく、冷たく思われることがある
です。
丸山さんは気の利いた対応や笑顔が苦手で、ちょくちょくお客様からクレームをもらってしまい上司から注意されていました。自分としては改善しているつもりなんですが、なかなか周囲に分かってもらえません。
同僚(ディールメーカー・トレーダーだったりする)は、いつも笑顔で、お客様の気持ちを先回りして考えることが出来ます。
彼らをそばで眺めながら、丸山さんは笑顔で対応できない自分に劣等感を感じ「どうしたら明るいホテルマンになれるだろう」といつも考えていました。
そんな丸山さんがプロファイルテストを受けた結果『トレーダー』と出ました。
憧れや劣等感は「〇〇であるべき(ありたい)」という思い込みも生みやすくなるため、テスト結果に影響を与えるんですね。
5.意識レベルの問題
最後は「意識レベル」がテスト結果に影響を及ぼすケースです。
ウェルスダイナミクスの中には「ウェルススペクトル(WS)」というプログラムがあります。
WSは「あなたが世の中をどんな視点で見ているか?その結果としてどんな現実を生み出しているか?」を、9段階の意識レベルで測定することができます。
この意識レベルは、プロファイルテストの結果にとても大きな影響を与えます。
なぜなら、これまでの「答え方」「環境」「思い込み」「憧れ」全てが、意識レベルによって創られるからです。
特に意識レベルが低い場合(赤外線レベルや赤レベル)は、現実を歪んで見てしまうケースも多々あります。
赤外線レベル・赤レベルは、その名の通り視界が「真っ赤」なので、現実がきちんと見えていないんですね。
この状態では
・そもそもプロファイルが正しいかどうか判断できない
・弱みばかりに注目してしまい、強みに確信が持てない
・テスト結果を信じたくない(他に正しい答えがあるはずという願い)
となります。
こうなってしまう理由は、主に
・お金の問題(お金を管理していない)
・行動の問題(行動に一貫性がない)
・責任の問題(責任を負わない)
が挙げられます。
WSもプロファイルと同様に測定テストを受けることができるのですが「赤外線・赤レベル」と出た方には「一旦プロファイルは忘れて、先にすべきことをしましょう!」と伝えています。
抽象的なお話ですが、これがかなり重要です。
基礎が出来ていないと、いくら正しい答えであっても受け入れることができないからです。
「ウェルススペクトル(WS)」については、こちらもご覧ください。
【ウェルスダイナミクスって何?】あなたの「意識」がもたらす不都合な現実とは?〜あなたが持っている9つの意識レベル〜
終わりのない旅はもうやめましょう
冒頭で私も「プロファイルが変わった」とお伝えしました。
その理由は多分に漏れず、今回の5つから来るものでした。
詳しくはまた別のコラムでお伝えしたいと思います。
しかし、大切なことなので何度も言います。
「プロファイルに執着する必要はありません」
これを肝に命じてください。
テスト結果が納得出来ないからと言って、それが「行動しない理由」にはなりません。
プロファイルは「言い訳」には使えないんです。
ここで大切なのは「プロファイルを1つに絞ること」です。
多少納得できなかったとしても大丈夫!
だったらそれを仮説として検証してみたらどうでしょうか?
日常生活の中で1つのプロファイルに絞って、試してみれば良いんです。
その結果
「どうやらこの強みは意識しなくても出来てるなぁ・・・しかも周りがやけに褒めてくれるし」
と感じたなら、それがあなたに相応しい道でしょう。
「結構頑張ってやってみたけど、あんまり良い結果は出なかったなぁ・・・まあとにかく疲れたよ」
と感じたなら、他のプロファイルを検証してみましょう。
とにかく「自分の気持ちを安心させたいだけの性格診断」はやめましょう。
診断テストを何度も受け直したり、いつまでも終わらぬ自分探しをするのは終わりにしてください。
以上、今回は「プロファイルテストを受けたけど、自分の才能にピンと来ない人へ〜テスト結果を間違えやすい理由5選〜」をお伝えしました。
「ウェルスダイナミクス」は非常に奥の深い学問です。
プロファイルは“入り口”にしか過ぎません。
であれば“入り口”で色々考えるより、とにかくドアを開けて先へ進みましょう!
もちろん、弊社ではそのためのサポートも行っていますのでお気軽にご相談ください。
あなたに見合ったサポートのご提案をさせて頂きます。
■お問合せリンク
https://tca-academy.jp/contact/
それでは最後までお読み頂き、ありがとうございました。
